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『まほり 上』少女は馬鹿と呼ばれ、監禁されている…その町には蛇の目のお札が貼られ…【ネタバレなし】

高田大介『まほり 上』の感想と紹介です。ネタバレは含みません。

「馬鹿」と呼ばれる少女を探す少年と、自分のルーツを探す青年が遭遇する恐ろしすぎる物語。

調査を行う上州の村では「蛇の目紋」のお札が至る所に貼ってあるという噂が…

そして少年は、『馬鹿』と呼ばれる少女が監禁されているので助けたいと願い出るが…

地方を題材にした鳥肌必至のホラー作品です。

上下巻で500ページを超えるボリュームですが、あっという間に読めてしまうほどの面白さです。

内容が気になった方は本ページで詳細を確認してみてください。

目次

あらすじ

著:高田 大介
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まほりとは?蛇の目紋に秘められた忌まわしき因習とは?前代未聞の野心作

大学院で社会学研究科を目指して研究を続けている大学四年生の勝山裕。卒研グループの飲み会に誘われた彼は、その際に出た都市伝説に興味をひかれる。上州の村では、二重丸が書かれた紙がいたるところに貼られているというのだ。この蛇の目紋は何を意味するのか? ちょうどその村と出身地が近かった裕は、夏休みの帰郷のついでに調査を始めた。偶然、図書館で司書のバイトをしていた昔なじみの飯山香織と出会い、ともにフィールドワークを始めるが、調査の過程で出会った少年から不穏な噂を聞く。その村では少女が監禁されているというのだ! 謎が謎を呼ぶ。その解明の鍵は古文書に……?

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注目ポイント

二重丸の御札

蛇の目紋とも呼ばれる不思議な紋様を描いたお札。

この上州の村では町の至る所に貼られていたいう話があります。

なぜこのお札は町の至る所に貼られているのでしょうか?

とある場所ではあたり一面に貼られていたという噂もあります。

この蛇の目紋に一体どのような意味が込められているのでしょうか…?

戸籍上存在しない母親

主人公の勝山裕には母親がいません。

母親がいないだけであればさほど気にすることもなかった裕ですが、父親に聞いても母のことは何も教えてくれない。

調べてみても母の痕跡はあれど、籍には入っていなかったのです。

戸籍上のつながりどころか、戸籍にすら存在しない母の正体は…?

監禁されている少女

裕は調査の過程である少年と出逢います。

この少年が言うには、とある村に少女が監禁されているということ。

丁度裕たちもその村で手ひどい仕打ちを受けたばかりであり、村への疑念は膨らんでいきます。

よそ者を近づけないようにしたり、少女を監禁している様子があるなど、この村が抱えている秘密が秘密は恐ろしすぎるものだったのです。

感想

やっぱり村ホラーはやめられないですね。

本作は上州の村を舞台とした村ホラーで、主人公の勝山裕と上州に住む少年が出会うことで物語が大きく進んでいくことになります。

町に貼られていた蛇の目紋や少女の監禁など、多くの謎を解く鍵が古文書にあり、裕たちはそれを調べ上げていきます。

そして驚愕の事実が明らかに…

となるのが下巻の内容です。

上巻の引きもいいところで終わっていて、下巻もサクッと読み終えてしまいました。

下巻の紹介については下記の記事をご覧ください。

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この記事を書いた人

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