『脱ダラダラ習慣!1日3分やめるノート』を読むことで、やめたいものをやめる方法が分かり、自分の時間を作り出すことができるようになります。
僕たちがやめたい習慣の中には、「すぐに達成感を得られるもの」「ひまをつぶせる」「承認欲求を得られる」などの、言わば強力なメリットが存在しており、僕たちはこれらの悪習慣をやめることができません。
本書では、自分の欲求を満たしながら我慢することなく悪習慣をやめる技術について解説されています。
著者の中島美鈴さんは、臨床心理士として22年間もの間、依存症と時間管理を専門にカウンセリングを行ってきた経歴があります。この22年間の経験を通して得た知識を1冊の本にまとめたものが本書になります。
方法は簡単、ノートとペンを用意し、1日3分、わずか4項目を埋めるだけです。
あなたが悪習慣をやめられないのは、あなたの意志の弱さが原因ではありません。
本書を読んでノート術を実行するだけで、悪習慣をやめることができ、あなたの大切な時間を有意義に使い、満足度の高い人生を送ることができるようになります!
- あなたが悪習慣をやめられない理由
- やめられないことをやめる方法
- 代替行動を取り入れる重要性
なぜ悪習慣をやめられないのか?
やめたい行動には強力なメリットがある
- すぐに達成感を得られる
- 心地いい体感が得られる
- ひまをつぶせる
- 承認、所属の欲求を満たせる
など、人が求め続ける欲求を満たすことのできるもの、それが僕らの時間を無為に奪っている行動たちです。
これらには強力なメリットとして僕たちの生活の中に存在しています。
例を挙げると、お酒、タバコ、夜更かし、甘いものなどなど、、、
これらは一般的に体に悪いものとされていますが、僕らがこれらの悪習慣を断ち切ることができないのは、これらのデメリットよりも、一瞬の快楽や現実逃避的なメリットの方が大きくなってしまっているためです。
人間の身体はやはり、不快なものよりも快感を感じるものを受け入れるようにできているため、悪い習慣と分かっていてもこれらを自分の意志で遠ざけることは難しいのです。
SNSをやめられない4つの理由
近年は多くの人がSNSを利用していると思います。
LINE、X(旧Twitter)、Instagram、Facebook、TikTok、BeRealなどなど、、、
これらのアプリを一度開いてしまうと、なかなか見るのをやめることができません。
SNSをやめられない理由としては、下記のようなことが考えられます。
- 有名人のLive配信を観ることができる
- 仲間と交流できる
- 注目される
- 仲間はずれを避けることができる
特に居場所を求めている人などは、もう一人の自分を作り出すことのできるSNSにハマっていく傾向が強いようです。
そして現代社会で問題にもなっているのが、SNSを見ていなかったことによるいじめや仲間はずれです。
仲間はずれにされないため、特に若年層などで絶え間ない努力を行わなければならない状況も、SNSをやめられない理由の1つになっているのです。
悪習慣をやめる方法
成功する「代替行動」を見つける4つのコツ
- やめたい習慣の機能を満たす
- 得意で興味あり
- やめたい習慣と両立しない
- 周りから評価される
なぜこれら代替行動が必要になるのかというと、やめたい習慣をやめるためには、最初にそこに隠れた理由を分析し、それを満たすような別の行動に置き換えてあげることが有効となるためです。
上記4つの代替行動で置き換えることによって、無理なく継続して実行することが可能となってきます。
3分間のやめるノート
- 今日の出来事を記入する
- やめたい習慣の量を記入する
- やめたい行動に隠されたニーズを探る
- 代替行動を見つけ検証する
このとき、代替行動の中でうまくいった行動に印をつけておくことで、どの代替行動が効果的であるのか、また、やめたい行動に隠されたニーズを見つける手助けにもなります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
僕もこの1日3分やめるノートを実践してみたところ、少しずつ自分が何に時間を使っているのか、何で欲求を満たそうとしているのかが分かるようになりました。
以前と比べ、スマホをダラダラと見る時間を減らすことができました。
資格試験の勉強時間を捻出するために、自分がどのようなことに時間を使おうとしているのかを把握することは非常に大切であることが理解できました。
やめたいのにやめられない習慣がある方にぜひオススメです。
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