賽助『君と夏が、鉄塔の上』の感想を微ネタバレありでお送りします。
個人的にこの上なく夏を感じることのできる青春小説です。
大人だけでなく、子供にもおすすめとなっており、読書感想文でも書きやすい内容となっています。
『君と夏が、鉄塔の上』の特徴
- 鉄塔に力入れすぎてて面白い
- 最高に面白い夏休み
- これぞまさに青春！
『君と夏が、鉄塔の上』の要約
鉄塔オタクの伊達成美、鉄塔に興味はないけど不思議なものが見えちゃった帆月蒼唯、そして幽霊が見えてしまう比奈山優の3人によるボーイミーツワンダー。
ある時期から鉄塔の上に幽霊的なものが見えるようになったという帆月。
鉄塔に詳しい伊達と幽霊が見えるという比奈山の二人を巻き込み、鉄塔に現れた謎を調べにいきます。
クラスメイトであるということ以外、全く接点のなかった3人ですが、今回の調査を通じて次第に友情が芽生え…
3人は鉄塔の謎を解き明かすことができるのか？
そして、帆月が鉄塔の上の謎を解きたがっている理由とは…？
『君と夏が、鉄塔の上』の感想
面白すぎた。
こんなに面白い青春小説があっていいのだろうか。
いいに決まっている。
普段はミステリーやホラーばかり読んでいる僕ですが、たまに箸休めで本作のような青春小説を読みます。
読んで思うのは、みんなキラキラしているということ。
正直、ミステリーやホラーの世界は、死や恐怖を取り扱っているため、暗い雰囲気がプンプンです。
そのような、あまり明るい雰囲気でない作品ばかりに触れていると、どうしても気分も重たくなってしまいがちというもの。
本作品は、そんな鬱々とした気分を綺麗さっぱり晴らしてくれるような話でした。
ひょんなことをきっかけに、仲良くなった3人組が、友達のために行動する姿なんかは思わず涙していしまうほどに感動するシーンです。
まさか鉄塔を通じてこんなにもアツくなれる物語があるとは思いませんでした。
大人になるに連れ、忘れていってしまったあのワクワク感を思い出すのにピッタリの小説でした。
『君と夏が、鉄塔の上』を読んだ人のレビュー
『君と夏が、鉄塔の上』のオススメ度
本作は「最高」にオススメとします！
子供でも大人でも楽しめるちょっぴりファンタジーな世界観は入り込みやすく、登場人物への感情移入もしやすい。
- とびきりの青春を感じたい人
- 子どもの読書が進まないことが悩みの人
- 鉄塔オタクの人
上記の方には特にオススメしたい作品です。
『君と夏が、鉄塔の上』：まとめ
家にながら夏を感じることのできる作品です。
この暑さの中、外に出るのが難しい場合もあると思いますので、そんなときは本作でとびきりの夏を体験してください。
大人も童心に戻って読むことができるので、めちゃくちゃオススメです。
コチラも少年少女たちの青春小説となっていますので、ぜひチェックしてみてください。
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